No.021 Last Up Date 2001,6,02

パリの100年
会期 1998,11,3-1999,1,17
休館 月曜日
料金 1200円

 



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パリの100年

京都の100年・パリの100年京都市は今年自治100周年を迎えました。京都は自然も文化も風雅にかおり、優美な優しさを具えた都として、ながい歴史を通じて人々に愛され、親しまれてきました。京都と姉妹都市であるパリもまた花の都、美術の都として、世界の人々の心のオアシスとなっています。
この京都とパリの両市が友情盟約を締結して40周年を迎えました。加えて今年は『日本におけるフランス年』にもあたっています。
京都市美術館では、これを記念して特別展『京都の100年・パリの100年』を開催する運びとなりました。近代史100年は激動の100年でしたが、美術はそういう都市の生活や自然を、いわば肖像として描き残しました。
本展は第一部『京都の100年ーまち・ひと・自然』(日本画による)、第二部『パリの100年ー都市の肖像』(油絵・版画による)の二部構成で展観するものです。それぞれの都市に咲いた美の精華を心ゆくまでお楽しみください。

第二部:パリの100年ー都市の肖像文化の香りと誇りにあふれる街、パリ。第二部ではこの街の100年をパリ市の協力を得て、パリ市立の三つの美術館(カルナヴァレ美術館、パリ市立近代美術館、プチ・パレ美術館)のコレクションによって紹介します。
特に本展は、パリが時代の首都となり得た19世紀末から、第二次世界大戦までの約50年間に焦点を絞り、重厚なる歴史を引き受けながらも、今を生きることを謳歌した近代都市パリの姿を、美術を通して導き出そうとするものです。
今も同じ姿を見ることが出来るセーヌ川とそこにかかる橋、あるいはノートルダム寺院など、パリの典型的な景観。これらは絵画の中でも画家の視線によって、土木工事や市場、船着き場の労働など、近代化の歩みやそこに生きる人々とともに画面に収められ、時代を印づける舞台として息づいています。これらをたどることでパリの姿が個性豊かな肖像として浮かび上がってくるに違いありません。そして本展がパリという都市の魅力と個性を、さまざまな角度から味わう場になればと考えます。
さらに本展では、日本人画家、しかも京都にゆかりの深い画家が描いたパリの情景のコーナーを特別に設けました。パリという都市空間における両市の芸術の交流にも光を当てつつ、あわせて互いの都市に根付いた芸術の特性を掘り下げる機会にもなるでしょう。」(同展チラシより)

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出品作品

 

ほか

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 第二部のパリ展を訪れたのは、11月10日の午後。 平日でしたが、どこかの美大の授業でしょうか、若者の集団が数十名。皆、それぞれのスタイルながら熱心に見入っており、そのため会場全体にも適度な活気がみなぎっていました。

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ご感想などお寄せください。

いわやん(京都)
 第一部の京都展のほうは、今一つでしたが、二部のパリ展のほうは、著名ではない(日本で)作家の作品の中にも印象的な作品が少なくなく、特に版画には、画の構成についてあらためて考えさせられる作品がたくさんありました。光の処理というのか、明暗に対する視線の深さが今更ながらに感じられたのです。光、明暗に対する西洋人のこだわりはやはりすごい。
 それから、最後の展示室に、日本人作家の渡欧時の作品が並べられていたのですが、その中にも魅きつけられる作品がたくさんありました。
 日本の近代の洋画の導入については、技術面が先行、それも基本にのっとったものではなく、しばしば当地の流行の一部に追従することが多かったといわれていますが、なるほど印象派のスタイルで描かれている作品があります。その作家が日本では大家のうちに数えられないのは、帰国した後、結局、模倣ではないということを証明するだけの作品を制作することが出来なかったでしょうか・・・。
 そうかと思えば、現在見ても実に斬新な作品もありました。当時のパリにおいてもかなり前衛的であったと思われるのですが、当時の評価はどうだったのだろうか思ってみたり等々、興味がもたれました。

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