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「江戸の時代風俗をいきいきと伝える
美人画、役者絵、そして風景画。
重要美術品を含む120点の名品を通して、
天才絵師たちの世界に迫ります。
六大浮世絵師名品展
浮世絵は江戸の生活全てを題材とし、当時流行の風俗、人気の役者、評判の美人、名高い名所風景を写してきました。版画という大量制作が可能な技法によって身近な芸術となり、江戸の人々に親しまれてきただけでなく、現在でも多くの人々を魅了しています。その芸術性の高さは早くから国際的にも評価され、斬新な構図や色彩、的確で簡潔な描写は、印象派の画家たちに大きな影響を与えました。浮世絵の歴史上最も画期的な出来事は、明和2年(1765)、多色摺の技法が完成したことでした。美麗な蜀江錦に譬えて名づけられた「錦絵」の誕生により、浮世絵は華やかさを増して行きました。
この錦絵の誕生以降登場する多くの絵師の中から六人が選ばれて、『六大浮世絵師』と称されています。それぞれ時代を画した才能を賞賛されて選ばれたものです。即ち、華麗なる色彩と独特の美人様式で浮世絵黄金期の幕を開いた鈴木春信。八頭身のプロポーションを持つ女性の群像表現に長けた鳥居清長、美人画の頂点を極めた喜多川歌麿、役者の個性を追求した東洲斎写楽、独特の感覚で新しい風景描写を試みた葛飾北斎、詩情豊かに日本の風土美を謳い上げた歌川広重です。
本展では、重要美術品42点を含む120点の名品を展示します。それぞれの才能と美の世界を確認すると共に、六人が築いた浮世絵の黄金期を辿ることにもなるでしょう。」(同展チラシより)
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主な展示作家
『富嶽三十六景 神奈川沖波裏』
葛飾北斎『京都名所之内 祇園社雪中』
歌川広重『遊女に玉づさ』
鈴木春信
『二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉』
東洲斎写楽
『五律から哥 芸者亀吉』
喜多川歌麿『小犬を牽く金太郎』
鳥居清長
ほか
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訪れたのは、1月5日。平日でしたが、まだ休暇中の人が多いのでしょう。デパート全体が盛況で、展覧会の会場内も八分入りといった状況でした。
層としては、中高年のご婦人、年配の夫婦が多かったのですが、めずらしく中年の男性の姿もちらほらとみかけました。
雰囲気としては、特に歓声がおこるわけでもなく、さりとて退屈そうに足早に去るような人の姿もなく、多くの方が静かにゆっくりと鑑賞しておられました。
浮世絵というものをある程度知っていて、見に来ていた人が多かったということでしょう。
上映されていたビデオに多くの人が集まっていましたが、図録の売れ行きはあまり。
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いわやん(1999,1,05)
六人の浮世絵師が展示されていましたが、興をおぼえたのは、やはり、歌麿、写楽、北斎、広重の四名です。この四名については、現代においても、浮世絵に特に関心のない人にとっても十分に鑑賞にたえられるだろうと思われました。作家個人の独創性がはっきりしている上に、完成度も高いからです。彼らには、近代作家としての萌芽があるように思われました。浮世絵について、今まで特に調べたことなどありませんでしたが、この四名については、少し追いかけてみたい気持ちになりました。
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