No.165 Last Up Date 2001,3,03

愛の夢、生きる喜びを描いて
シャガールの
傑作版画展

大丸神戸店

会期 2001,3,22-4,03
休館 会期中無休
料金 一般 700

 



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シャガールの傑作版画展

今世紀最大の巨匠画家の一人であるマルク・シャガールは、油彩画のみならず多方面にわたってその比類なき才能を発揮しましたが、版画に対する情熱の傾注は生涯を通して一貫し、各時期に多くの傑作を生み出しました。
本展では、その傑作の中から代表的な四つの連作版画、約200点を紹介いたします。
色彩リトグラフの頂点を記極めた<ダフニスとクロエ>をはじめ、シャガールの三大版画集の一つ<聖書>、木版画集の<ポエム>、生涯の制作テーマの連作<サーカス>と、版画によるシャガールの美と幻想の魅力的な世界を充分にご堪能いただける場となることでしょう。」(美術館えきkyotoで開催されたときの同展チラシより)

但し、美術館えきkyotoで開催されたときに加えて、大丸神戸店には、「オデュッセイアー」の連作が展示されるようです。

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出品作品


ほか

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訪れたのは、9月21日の夕方。週末の混雑を避けようとしたわけだが、会場内ほぼ満員。
観客の層としては、女子高生から、20代、30代の若い女性が過半数で、それからカップル、夫婦、中高年の女性、男性といったところ。若い男性の姿も数名見受けられた。
雰囲気は、大勢の観客であったにもかかわらず集中力が高く、一点一点ゆっくりと鑑賞していく姿が多かった。

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ご感想などお寄せください。

tomo(2000,9,01)美術館えきkyoto会場
 開館日の午後6時半頃に行きました。「ダフニスとクロエ」のような愛の物語を題材にした版画集があっただけにカップルが多かった。
 肝心の出品作は版画集がメインですが、非常に良かったです。版画でここまでカラフルで綺麗なものが作れるのには驚きました。「ダフニスとクロエ」は特に綺麗だった。他にも「ポエム」や「サーカス」という版画集がありましたが、これらもgood!
 また、自分の展覧会用にシャガールが自作したポスターが10点前後ありましたが、これも非常に綺麗です。ロートレックよりもシャガールの方が綺麗なポスターを作ってたのかもしれない。私はこれの方が気に入りました。
 ただし、主催者は本当にやる気があるのか非常に怪しい。開館3周年記念といっておきながら、単に借りて来た作品を並べただけで、記念としての意気込みが感じられない。というのも、よその"専門学校"が今回の展覧会と関係なく作ったコレクション図録を今回の標準カタログとして販売しているのだ。しかもその図録が作られたのは1995年!!美術館「えき」ができる前やないか!!普通、何周年かの記念で開く展覧会では、しっかりした図録を作ると思うのだが。せっかく版画集をまとめて展示してるのだから、資料性のある図録を作って欲しかった。
 しかも今回の展覧会と関係がないことを明示してないから、気づかず買ってしまった人は帰ってから後悔させられるだろう。出品されたものはたくさん漏れてるし、出品されてなかったものが載っている。展覧会にあったコーナーが一つ丸ごと抜け落ちてて、無かったコーナーが図録には存在している。
 展覧会自体はお勧めなのですが、売店には気を付けましょう!

いわやん(2000,9,21)美術館えきkyoto会場
 シャガールの版画は、焼物(陶器)を品定めするのに似ているなと思いました。
「○○焼」といったようにシャガールらしさは全体に共通していて、その中で、色目がちょっと良いのがあったり、姿(構図)がよかったりと、その僅かな違いの中で、鑑賞を楽しむことができるからです。
 あるいは、パッと見て楽しめて、じっくり見て味わいがあるという点も焼物に似ているといえるでしょう。
ですから、家のどこかに飾るようなことを想像しながら見るというようなこともできる。
 そのあたりが、人気が高い理由でしょうか。
 そうそう、もう一つ焼物に似ていると思ったのは、名人芸だということですね。
 シャガールの絵を分析的に見つめたりもしたのですが、パターンのようなものは見つけにくかったのです。色彩は十二色程度の絵具をそのまま使ったようですし、絵柄も、人や動物が丸っこく描かれているという特徴はあるものの、様式というほどではないようです。一見、簡単に真似られそうで、たぶんむずかしいだろうなと。東洋の文人画のような、洒脱さを愉しむというようなところがあるような感じがしたのです。蓄積、研鑚してきたものをそのまま出すのではなくて、そんなもの何もないかのように遊んでみせるというような。
 棟方志功なんかとも似ていると思ったのですが、棟方は多作というより、彫って彫って彫りつづけたという作家だと思いますが、シャガールもそのような作家なのでしょうか。
 そのような連続から、あのような、一点一点の作品の出来不出来を越える、境地というような作風が生まれたのかもしれません。
 余計なおせっかいかもしれませんが、視力に自信のないかたは、スコープなどを持参して、モノクロのシリーズもぜひご鑑賞ください。指の先ほどの大きさの人々の顔の表情が、とてもいいです。一見すると、さらさらと描き流しているようですが、シャガールの脳裡にはしっかりとしたイメージがあるのだなということが、それを見てもよくわかります。
P.s. 図録は、確かに紛らわしいですね。tomoさんに聞いてなければ、わからなかったと思います。

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展覧会のスケッチ

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シャガールの
傑作版画展

美術館えきKYOTO

会期 2000,9,01-9,24
休館 会期中無休
料金 一般 800 大高生600
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